絶対好きにならない
私は更衣室に行って、このカフェの仕事着に着替えた。
着替え終わってカウンターに行くと、
もう既に、お客さんが何人か来ていた。
「胡桃ちゃん」
「直樹さん」
この人は、若宮 直樹(わかみや なおき)。
このカフェの常連さんで、大学1年生。
黒髪がよく似合っていて、身長も高いくて、すごく優しいの。
「直樹でいいって前から言ってるのに・・・」
「だって、私より年上だし・・・そう簡単には呼び捨てすることできないので」
「そっか・・・」