絶対好きにならない
「こんにちは!」
「おぉ、胡桃ちゃん」
そういえば、最近見なかったなぁ・・・
だから、久しぶりな気がする。
「胡桃ちゃん、最近どうなの?」
「何がですか?」
オーナーさんにブレンドコーヒーを1つ頼んでから私に聞いた。
「クラスメイトの子だよ」
「あぁ!実は・・・」
先週の話をした。
唯翔からじゃないけど、抱きしめられてたこととか、それを見てどう思ったのか。
全部話した。
「ははっ」
「何が面白いんですか?」
・・・私が思ってることって、しょうもないですよね。
「胡桃ちゃん、鈍感すぎ」
「鈍感じゃないんですけど・・・」
そんなに鈍くないって・・・よく鈍感とは言われるんだけど・・・
「どう思ってんの?唯翔とかいう奴のこと」
「どうって・・・」
んん〜・・・。