絶対好きにならない






唯翔のことが好きって気づいて、意識しすぎて・・・





自分でもよくわからない。





「胡桃・・・」





「なぎちゃん・・・」





ごめん・・・。




あんなに応援してくれてたのに、裏切るようなことして・・・。





「どうしたの?何か言われたの?」




「ううん・・・」





私はそっと俯きながら、涙を堪えながら、横に首を振った。





あともう少しで授業が始まるチャイムがなろうとしてた。





「またあとで話聞かせて?」





「うん、ありがとう」




なぎちゃんは自分の席へ戻ってしまった。







< 236 / 381 >

この作品をシェア

pagetop