絶対好きにならない
唯翔のことが好きって気づいて、意識しすぎて・・・
自分でもよくわからない。
「胡桃・・・」
「なぎちゃん・・・」
ごめん・・・。
あんなに応援してくれてたのに、裏切るようなことして・・・。
「どうしたの?何か言われたの?」
「ううん・・・」
私はそっと俯きながら、涙を堪えながら、横に首を振った。
あともう少しで授業が始まるチャイムがなろうとしてた。
「またあとで話聞かせて?」
「うん、ありがとう」
なぎちゃんは自分の席へ戻ってしまった。