絶対好きにならない
★置かれる距離
・・・と思っていたら、唯翔が教室に入って
きた。
私の隣の席に座る。
あぁ・・・やっぱり気まずいなぁ。
「ゆ、唯翔?」
「・・・」
恐る恐る声を掛けてみたんだけど・・・
無視される始末。
かなり勇気を振り絞って言ったのに、ショックだな・・・
だって、私が話しかけないでって言ったにも関わらず、私から声かけてしまっているし・・・
「唯翔」
「・・・」
ほら・・・まただ・・・。
徐々に視界が歪んでくる。
目元を触ると少し濡れいて・・・