絶対好きにならない
☆2度目
「なぁ・・・胡桃ちゃんに話したいことがあるんだけど・・・」
「うん」
「公園寄っていい?」
「うん、いいよ」
話ってなんだろう。
なんか気になるなぁ。
唯翔のことかな?って思ったけど。
神谷くんと唯翔は最近仲良くないことを
思い出して違うなって判断した。
ライバルとか言ってたなぁ。
しばらく、他愛のない話をしながら公園まで歩いた。
なぎちゃんには申し訳ないと思いつつ・・・
公園に着いて、ベンチに座っていると、
神谷くんがジュースを買ってくれた
みたいだ。
缶に入ったオレンジジュースを私に
渡してくれた。
「ありがとう」
そう言って受け取った。
・・・でも、お金。申し訳ないから返さないと
いけないよね。
お財布をカバンの中から取り出して、漁っていると隣から声が聞こえた。