絶対好きにならない
あんな笑顔で言われたら断りたくても断れないじゃん。
あぁ・・・でも、無理とか言われたら
どうしよ・・・
そんなことを考えてると唯翔が教室に入ってきた。
私が『ダブルデート』って大きい声で言ってた時にいなくて良かった。
安堵したよ・・・
危ない危ない!
「ゆ、ゆ・・・唯翔?」
「ん?」
今日ちょっと素っ気ない?
「一緒に帰ってもいい?」
「あぁ」
本当は今誘いたかったんだけどなぁ。
あぁ〜・・・やっぱり無理だー。
私から誘うなんて滅多になかったもん。
花火大会以来なのかな?