絶対好きにならない






もう・・・優しいっと思ったらすぐ冷たく

なるんだから・・・




「よし、行くか」




「へっ?どこに?」




「さっき言ってただろ?イルカ」




「あ!行く行く!」





唯翔が優しく私の手を取って、歩き始めた。





手を繋ぐたび、唯翔の耳が赤くなるのって、気のせいなのかな?





照れてるのかな?





そんなわけないか、唯翔に限って・・・





「着いた〜」




あれ??明るい唯翔だ。



冷めてない。




「唯翔、めんどくさいのにありがとう。来てくれて」





「めんどくせーなんて思ってねーよ」





えっ・・・?



でも、誘った時、めんどくせーけど・・・


なんて言ってたのに!?





「今はすげー楽しいよ?胡桃とだからかな?さっきは、あいつがいたからな」





あいつっていうのは・・・神谷くんの

ことかな?






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