絶対好きにならない
やっぱり、唯翔って・・・
「神谷くんと仲悪いの?嫌いなの?」
「いや・・・今は仲悪くね。嫌いでもないけど、好きでもない」
「ふ〜ん・・・よく分かんない」
「わかんなくていいの」
なんか、意味深だな・・・
2人の関係ってすごくミステリアス。
いい人なのにね。
「ねぇねぇ!そろそろ始まるよ!!」
唯翔の肩を慌てて何回も叩いてしまった。
あ・・・興奮しすぎた。
「ははっ」
「な、なんで笑うの?」
「ん?・・・楽しそうだなって」
楽しそうだからって笑いますか?
普通。
「バカにしてるでしょ??」
「してねーよ。ただ、無邪気なとこも可愛いなぁって」
「絶対思ってない!」
「思ってるって!ニヤけるを通り越しただけだよ。我慢しきれなかった」
なーんかなぁ・・・
腑に落ちないんだけど・・・
まぁいいか。