絶対好きにならない







私みたいなブサイクより、なぎちゃんの方に目が行くでしょ?





「胡桃、行ってみたら??」




「なぎちゃんは?」




「私はここにいる」





そんな・・・





私、人見知りだし・・・




男子となんて殆ど喋らないのに。





行ってみるか・・・





ゆっくり、恐る恐る向かって歩いてみた。





「あの・・・」




なんて話しかけたらいいのかわからない。





「な、何でしょうか?・・・」




「胡桃ちゃんからのチョコ待ってた」




「はい・・・。・・・えぇ!?」




なんで私なの!?




見知らぬ人に渡すと何故思ったんだろ。





「お前ら誰?」




後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。




しかも、すっごい怒ってるし・・・




「ゆ、唯翔!?」





< 372 / 381 >

この作品をシェア

pagetop