絶対好きにならない






ずっと女子に囲まれてるし・・・





チョコ受け取ってたら・・・



なんて考えると・・・。





「唯翔」




「ん?」




「今から席戻るの?」




「あぁ・・・」




「行かないで」





唯翔の手首をぎゅっと掴んで言った。




戻っちゃったら、私も不安になるじゃん。





「あまり心配かけないで」





さっき唯翔が言ってた言葉をそのまま


そっくり返した。




唯翔の席を囲ってる女子は私を見てきっと何か言ってるんだろうね・・・





でも、今はそんなこと気にしてられない。





「胡桃」







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