絶対好きにならない
ー キーンコーンカーンコーン
放課後になった。
「胡桃行くぞ」
「うん」
私達は走って屋上まで行った。
めんどくさい女子軍団に巻き込まれたくないかららしい。
「胡桃遅せぇよ」
「ごめんごめん・・・」
運動神経の悪い私には体力がなさすぎて・・・
既に息切れしている。
私はもう疲れているのに、唯翔はさきさき進んでいく。
息を切らしながらやっと着いた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「ははっ、お疲れ様」
もう〜・・・疲れた。
ゆっくり、屋上の柵の方に向かって、もたれかかった。