絶対好きにならない
放課後言うって約束だったもんね?
「唯翔」
「ん?」
「好きだよ。大好き」
新しい恋をさせてくれたの、唯翔だよ。
今では唯翔が好き。
そうはっきり言える。
「俺も、胡桃がすげぇ好き」
そうう言って私をぎゅっと抱きしめて
くれた。
今までにない力で強く強く。
「胡桃はさ、自分が思ってるよりもすげぇ可愛くて、男からもモテてて・・・」
「唯翔も同じだし!」
でも、私は唯翔が思っているほど
可愛くないよ。
ツンツンしてたって言われたし。
唯翔に。