絶対好きにならない
小さな声で謝りながら座った。
なぎちゃん、私の方見て笑ってるし、隣の北條くんはなんか嬉しそうだし・・・
もう・・・ありえない。
「元はと言えば、あんたのせいだからね」
「ごめんごめんって」
「絶対思ってないじゃん」
だって、半笑いで謝ってるもん。
謝る気なんてさらさらないのに、ごめんって言われても・・・
こっちの気も知らないで・・・。
「教科書見せて?」
「絶対やだし」
「なんで?」