絶対好きにならない
このクラスの担任が入ってきて、教卓の前に立ち、仕切り始めた。
「席替えするぞ!」
目が悪い人から、くじを引いて黒板に書かれた数字と同じところに書いていった。
「なぎちゃんん!何番だった?」
自分のくじを引いたあとに、すぐさまなぎちゃんのところえ駆け寄った。
「24!」
「えぇ・・・また遠いね・・・」
「何番だったの?」
「39だよ・・・」
すごくへこむなぁ・・・
私は窓側の席なのに、なぎちゃんは真逆の
廊下側。
私は後ろの方なのに、なぎちゃんは前から2番目だし・・・。
運がなさすぎるよ・・・。
「胡桃!見て!」