毒薬
僕は彼女を部屋に連れ込み、抱き付き、なだれ込むようにして布団のうえに押し倒した。

彼女は僕にやめてくれと叫んだ。

僕はかまわずに彼女の上に覆いかぶさり、首筋に吸い付いた。

彼女の白くはない、小麦色ともいえない、中途半端色味のな肌は、見た目から受ける印象とは裏腹に柔らかかった。


彼女の顔をちらりと見ると、彼女の奥二重の重たげな眼は怖れと諦めの色を帯びていた。

小さな目から涙が一筋垂れるのを見て、僕は彼女の履いていたスカートを無理におろした。

太ももにだらしなく贅肉のついた不格好な脚があらわになり、また色気のない綿の薄紫のショーツが見えた。

彼女は小さく悲鳴をあげ、身をよじったが、僕はためらわずにそれをはぎ取った。

ヤメテ、ヘンタイ、ヤダ。

彼女が何か言った気がしたが、僕が再び彼女のに身体をかぶせたので、

彼女は僕の重みで声が出せない。
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