干物ハニーと冷酷ダーリン
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深夜３時頃。FAX の受信が途絶えた。
３０ページのうち、１８ページの確認がとれた。ペン入れからのこの枚数は上出来だ。
途中に、訳のわからない文字列や頭がちょっとな嘆き文も一緒に送られてきたが最後に、
"黒崎さんはイケメンなカンガルーです"
と不可解な文であいつらは、気絶したに違いない。
正直、週始めでこれはキツイ。
副編集長ともあろう黒崎がこれだ。
頭痛が増すばかりだ。
誰も居なくなった編集部にため息が響く。
あー、腰いてぇ。首も凝る。
体を伸ばしがてら休憩スペースのソファにどっぷり座り缶コーヒーを飲む。
クソ、黒崎の担当もう１人増やしてやる。
