干物ハニーと冷酷ダーリン
黒崎さんの調子っぱずれの鼻歌を聴かされながら久留米先生に連絡を入れて、白田先生にも次回の打ち合わせの日程の確認を取った。
ん?スマホが光っている。
久留米先生からの連絡だったなぁ。
確認してみると、メッセージが15件。
全て黒崎さんだった。
それも、あなた出勤してますよね!って時間帯に。
何だと思ったら、あたしの腹いせの仕返しだった。
メッセージの最後に、
"俺、マナーモードだったから快適に眠り続ける事ができたよ"
ご丁寧にスタンプまで付いていた。
なに、この人。暇なの?
とか思っているあたしも、デスクの電話で黒崎さんに内線し受話器を取ったタイミングで切ってやった。
それを3回続けた。
そしたら、黒崎さんも応戦してきたので無言のバトルがおっ始まった。
案の定、水城さんの目に留まりしこたま怒られた。
超、どうでもいい事でどやされた。
黒崎さんなんて、これに関係のない事まで説教を食らわされてた。