干物ハニーと冷酷ダーリン


恋愛か。あたしにもまた出来るだろうか。


そんな事を、考えていると思い出すのは相崎さんだった。


恋愛関係ではなかったものの、あたしは彼に無意識のうちに過去にしでかしてしまった事をやってしまっていた。



謝らないと。

チャラ男だったけど、悪い人ではなかったんだ。
彼はしっかり伝えてくれたのに、あたしは何も伝えてない。

あたしも伝えよう。逃げてばかりもいられない。

結局、昔のあたしも今もあたしも何も変わってない。

恋愛をしても、していなくてもあたしは彼の心を傷付けてしまった。


それならばいっそ、、、、、、。












あたしは、スマホと財布を持ってアパートから飛び出した。



この時間ならまだいるかもしれない。


大通りまで走って、タクシーを捕まえて行き先を告げる。


間に合うか?間に合わないか、、、、。


ドキドキ暴れだす鼓動を落ち着かせながら、あたしは窓から見える外の景色を眺めていた。




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