ラブリー
「なずなの成長が僕の楽しみだったからね」
小宮課長が言った。
「大人に成長したなずなとつきあえることをいつも楽しみにしてた。
その楽しみがあったから我慢なんか苦じゃなかったよ」
小宮課長はフフッと楽しそうに笑った。
「一途ですね」
そう言ったわたしに、
「君も一途だと、僕は思うよ」
小宮課長が言い返した。
「いや、わたしの場合は次の恋に踏み出せなかったと言うか…」
「なずな」
小宮課長がわたしの頭のうえに手を置いた。
「結果的にはこうして結ばれて、愛しあえることができたんだ」
髪をクシャクシャにするように頭をなでてきた小宮課長の手に、
「うん…」
わたしは首を縦に振ってうなずいた。
「僕は嬉しいよ」
そう言った小宮課長に、
「わたしも、嬉しいです」
わたしは言った。
☆★END☆★
小宮課長が言った。
「大人に成長したなずなとつきあえることをいつも楽しみにしてた。
その楽しみがあったから我慢なんか苦じゃなかったよ」
小宮課長はフフッと楽しそうに笑った。
「一途ですね」
そう言ったわたしに、
「君も一途だと、僕は思うよ」
小宮課長が言い返した。
「いや、わたしの場合は次の恋に踏み出せなかったと言うか…」
「なずな」
小宮課長がわたしの頭のうえに手を置いた。
「結果的にはこうして結ばれて、愛しあえることができたんだ」
髪をクシャクシャにするように頭をなでてきた小宮課長の手に、
「うん…」
わたしは首を縦に振ってうなずいた。
「僕は嬉しいよ」
そう言った小宮課長に、
「わたしも、嬉しいです」
わたしは言った。
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