ラブリー
Lovely４＊いけず女子からの忠告
小宮課長とお試しでつきあうことになった翌日の昼休み。

「はあっ、小宮課長とつきあうことになった！？」

向かい側の椅子に座っている三平の大きな声に、
「おい、静かにしろよ。

会社から遠いところにきているとは言え、誰が聞いてるかわからないぞ」

わたしの隣に座っている佐和子がたしなめるように言った。

「これでヘタして情報が漏えいして、なずなが痛い目にあったらどう責任をとるって言うんだよ」

やや語気を強めながら言った佐和子に、
「いや、これが驚かずにいられるかよ。

と言うか、神経質になり過ぎだぞ」

三平が呆れたように言い返した。

昨日のことで事情を聞かれた三平とそれについてきた佐和子に説明をするために、わたしは２人を会社から離れた喫茶店に連れて行った。

自分の身に起こった出来事を全て話して、今に至ると言う訳である。
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