永遠に覚めることのない夢
「すずっ…………」

「お姉様、喋ったりしないでくださいな。ゆっくり寝ていてください。」

馬鹿。
私に気を使ってくれるなんて。

ねぇ、お願いがあるの。
私の、生涯最後のお願いだと思って、聞いてくださる?

皆様。
どうか、私のことはお気にせず、もしも私が死んでも、いつも通り過ごしてくださいな。
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