永遠に覚めることのない夢
ええ、と、あたしは返事をした。

「こっちだよ。」

と、窓際の一番後ろの、まあ、皆が天国だと言うような席。

ちっ。
羨ましいわね。

「どうしたの?」

ふふふ。
いい文句だって、用意してましてよ。

「聖子さんから、教科書をお借りするだけよ。許可も取っておりますしね。」

なーんて。
嘘よ?
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