永遠に覚めることのない夢
「へー、そうなんだ。じゃあねー。」

女子は、あたしに背を向けて歩いていった。

フフフフフ。
じゃあ、作戦決行、ね。

あたしは、聖子の机の中をあさって、教科書をいくつか盗み出した。

普通なら、これぐらいしたら、驚くし、嫌気がさすわよ。

盗み出した教科書を小脇にかかえて、教室を後にした。


「………………………♪」

鼻歌歌いながら、スキップ。
今、ご機嫌よ。
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