永遠に覚めることのない夢
「あら、ほほほ。あたくしは、そんなに嫌がられることはしておりませんよ?」

「ッ!」

僕は顔をしかめる。
常磐姫は、ニコリと笑う。

「では、行きましょう、忍君。」

「嫌だ!離せ!」

「何故ですの?行きましょうよ。あなた。」

「嫌だと言っているのだ。やめろ。来るな。」

すると、常磐姫は、ポカンと口を開けている。
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