永遠に覚めることのない夢
ほほほほほ、と、常磐姫は高笑いをする。

「(常磐姫!許さないわよ!)」

怒りの感情が、ひしひしと込み上げてきた。

頭に血がのぼってきて、もう、怒鳴り倒したいとも感じてきた。

やだ。
もう、信じられない。

嫌だ。
もう、嫌なのよ。

「聖子ちゃん!聖子ちゃん?」

後ろから、クラスメイトの声が聞こえた。
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