永遠に覚めることのない夢
忙しくって初詣に行けなかったので、それも今回、含めて。

五円玉を何枚か賽銭箱に入れて、鈴を鳴らした。

-あの人が、私の元に帰ってきてくれます様に-

何度も、何度も願ったことだった。

あなたが帰ってきてくれさえすれば、今はそれでいい。

なんだか、それ以上望んでしまったら、罰が当たりそうで、怖いの。

「おみくじも引いておこうかな。」

毎年、(毎回)ここにくると、おみくじを引いている。
< 144 / 200 >

この作品をシェア

pagetop