永遠に覚めることのない夢
「あ、御守り…………」

今年は恋愛の運勢が良くなさそうだから、1つ、買って置こうかしら。



神社を後にして、歩道橋を歩いていると、あの後ろ姿が目に飛び込んできた。

「あら、御機嫌よう。聖子さん。どうしてここに?」

「まぁ、御機嫌よう。常磐姫。あなたこそ、どうしてこんな所にいらっしゃるのかしら?」

「ほほほほほ。」

常磐姫は、手を口に当てて、いつもの大笑いをした。
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