永遠に覚めることのない夢
「そうだ、これ。」
僕は、病室のドアを少しだけ開けて、中を見ようとした。
常磐は、僕が昨日渡した桜の君の扇を持っていた。
「これ、忍君から貰ったの。あのね、あたしの好きにしていいって言っていたわよ。」
そんなことは言った覚えはない!
やめろ!
壊したりなんかするな!
「返して!それは、元々私の物よ!さぁ、返しなさい!」
「フフフ。あら、喜んで。あたしと忍君ね、結ばれたのよ。」
「あんた、何を私に喜べと言っているの?」
僕は、病室のドアを少しだけ開けて、中を見ようとした。
常磐は、僕が昨日渡した桜の君の扇を持っていた。
「これ、忍君から貰ったの。あのね、あたしの好きにしていいって言っていたわよ。」
そんなことは言った覚えはない!
やめろ!
壊したりなんかするな!
「返して!それは、元々私の物よ!さぁ、返しなさい!」
「フフフ。あら、喜んで。あたしと忍君ね、結ばれたのよ。」
「あんた、何を私に喜べと言っているの?」