永遠に覚めることのない夢
………………
ねぇ、何このメール。

「本当、くだらないわよ。」

持っていたスマートフォンを、放り投げた。

「くだらない…………本当に、くだらない………私の、私の、馬鹿‥………」

ベッドから降りて、窓の方へ向かった。
いっそ、飛び降りちゃおうかしら。

「やめなさい!」

看護師さんが何人か私の元に来て、私を引き止めた。

「怪我は軽いから………すぐに退院出来るから…………」
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