永遠に覚めることのない夢
「聖子ちゃん、今日は、C組、行かないの。」

「ええ。行く理由がなくなってしまったから。」

そう。
私は、死んだことにされてしまったんだ。

-会いたい?

ええ、会いたいわね。
でも、無理なの。
私は、あの人の存在の中から、消えてしまったから。

「ほほほほほ!」

「……………………」

窓越しに、常磐姫と忍君が2人で歩いているのが見えた。
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