永遠に覚めることのない夢
「聖子、試験を、頑張るのだよ。」

「分かっております。全力で行って参りますわ。」

ニコリと微笑んで、手を振って別れた。
後ろを振り向くと、祖父がにこやかに手を振っていた。


試験会場の教室に入ると、沢山の人がいた。

そりゃあ、そうだわ。
有名な学校ですものね。

「ふぅ。」

自分の席について、一度溜め息をついた。
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