永遠に覚めることのない夢
試験監督官の先生が教室にいらして、次々に試験問題等を配っていく。

さあ、始まるわ。
私の、ちょっとした未来が。

カチ、カチ、カチ、カチ

この、静寂の間に、時計の秒針が時を刻む音だけが響く。

「それでは、始め!」

監督官が、大きな声で開始を合図した。

皆、一斉に答案用紙をかえし、問題冊子を開く。
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