永遠に覚めることのない夢
一時限目は、国語の試験、その後、数学、理科、社会、英語、と続いた。

手に握ったシャープペンシルを休ますことは、してはならない。

皆、この日のために必死になっていたのだな…………

私は、依怙贔屓と言われるのが嫌で、こうやって試験を受けている。

まぁ、うちの学校は裏口入学を全て断っているのだが。

そんな所に、祖父の真面目さが染み渡っていると思うの。

「では、辞め!」
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