永遠に覚めることのない夢
虚しい朝
「ねぇ!忍君~!」

「……………」

もう!
また、黙殺?
返事くらいして頂戴よ、無愛想だわ。
まぁ、その無愛想なところも、あたしは好きよ。

「ねぇ、忍君、今日ね~。」

「………………」

ねぇ、何かあたしに向かって言ってよ。
一言くらい、発してよ。

「やめなよ。」
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