永遠に覚めることのない夢
あたしは後ろを振り向いた。

そこには、仁王立ちした、いかにも偉そうな馬鹿女がいた。

「なによ。」

「嫌がっているじゃない、やめてあげなさいよ。」

ムッカー!
なっにを偉そうに言ってんのよ、このあたしに!

「あんたこそ、誰よ。偉そうね。」

「あんたこそ、偉そうに何を威張っているのよ。つか、あんた、誰?」

クラスメイトの女子が、顔を顰めた。
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