永遠に覚めることのない夢
「あんた、人をなんだと思ってんのよ!」

決まっているじゃない。
お前の方が下よ?
それが分からない、あんたの方が馬鹿じゃなくて?

あたしはバッと腕から掴まれている手を引き離した。

クラスメイトからの視線が痛い。

ここに、いたくない!

「馬鹿にしてっ!」

あたしは、捨て台詞を残し、教室から走り去った。
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