優しい嘘ほど君が好き
いきなり同居とか有り得ない

真彩

「おはようございます…。」



「うわぁー。
だから人の部屋に入らないでよ!」



この人にはデリカシイってものがないのかしら…?




「だって、もう学校に行く時間なので起こしに来たんじゃないですか?」





「はい、はい!
起きればいいんでしょ?起きれば…!」






たく…。







何でこんな状況になったかと言うと、これもあれもお姉ちゃんのせいだ…。






2日前〜






「今日から1人暮らしが出来る〜…!」



私の名前は坂井真彩「さかいまい」

私立〇〇学園高校3年生



両親が2年前に交通事故で亡くなった…。





だから10歳離れたお姉ちゃんと2人で住んでた…。








でも…、、







「真彩、お姉ちゃんね、結婚する事になった…。」







そう…、、






それは突然だった…。






お姉ちゃんの大学の同級生らしく、その人とよく家にも上がったりしていたのをよく見てた…。







「良かったじゃない…!
おめでとう!」






心から祝福した…。








「有難う!」







お姉ちゃんは幸せなら、私も幸せだった…。








それから、お姉ちゃんは結婚して、坂井悠依「さかいゆい」から、宝井悠依「たからいゆい」に変わった…。







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