完璧執事の甘い罠
「可愛そうになあ。姫になったせいで、恨みや妬みの標的にされてこんな目に遭ってんだから」
「・・・っ」
男の手が、私の身体を這っていく。
恐怖に身体を固まらせ、目隠しのせいで気持ち悪い感触がより一層ひきたてられた。
「っ」
唇が、男のそれで突然塞がれた。
私は必死に抵抗し身体を捩る。
嫌だ、嫌だ、嫌だ!
「ってぇ!!このアマ!!」
歯を割って口内に入ってきた舌を思いきり噛んだ。
男は、叫ぶと思い切り私の頬を殴りつけた。
「かはっ、ぅ・・・っ」
痛みに頭がくらくらする。
男は逆上し、私の身体を地面に縫い付けると思い切りナイトドレスの前を引き裂いた。
「い、いやああああ!!!」
私は半狂乱で必死に抵抗する。
恐怖に、訳が分からなくなり必死に体を捩る。