紅色の欠片
圭佑の母の名前は、海藤 沙夜(かいどう
さよ)で、40代近いのに20代位の見た目を
している。
また、沙夜が圭と呼んだ相手は圭佑で、沙
夜が呼んだように圭佑の周りの人達も圭と
呼んでいる。
圭「どうしたんや?急に。夜に話すのはあ
かんの?俺は今日も倉庫に行く予定な
んやけど。」
圭佑の言った倉庫とは、星龍の溜り場のよ
うなところで、お城のような作りをしてい
て、とても広いところだ。
星龍の中には、倉庫に泊まっている人も少
なくない。
倉庫には、生活するのに何不自由ないよう
に、大浴場や一人一人の部屋、トレーニン
グルームなどがある。
こんなにいろいろなものがそろっているの
は、初代のころから、星龍に入るやつは何
かと事情があるやつが多かったため、一人
一人の部屋と、その他もろもろを作ったよ
うだ。
まぁ、初代の総長が金持ちの家だったと、
いうこともあるが…。
星龍のメンバーは、だいたい50人ほどい
て、暴走族で考えると少ない方だ。
なのに世界No.1なのは、単純に一人一人の
力が強いからだ。
面子でも、他の暴走族の幹部以上の力をも
っていると言われている。
ちなみに、今日は、土曜日で、高校もなく
普通の休日だか、圭佑が倉庫に行くのは、
日課のようなものなので、毎日倉庫に行っ
ている。
倉庫に行ったら幹部のみんなと話し合いを
したり、幹部や面子の子と遊んだりしてい
る。
沙「えぇ、直ぐに伝えたくて…。」