そばにいたいから。


ーーそんなある日。


ホームルームが終わり、私は、身支度を整えていた。


今日は、バイトの面接あるし、


しっかりしたカッコをしないと。



麗華は、何故かソワソワしていた。


クラスメイトに聞くと


「なんかね、麗華ちゃん、柴本くんに放課後話がしたいって言われてるみたい」



……柴本くんが……、麗華に。


……ああ、



だからか。


ソワソワしてるのは。



……でも、なんで親友の私に教えてくれなかったの?


そんな思いが駆け巡る。

……麗華にとったら、私は、その程度の存在なのかな。



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