白い糸
それよりも、悔しかったのは記憶が1部なくなってしまったことだ。

空港から親の転勤でアメリカに来たことからは憶えている。だが、その前の記憶がほとんど憶えてない。

しかし、1つだけ憶えていることがあった。それは、きょー君という男の子の病気を治すという事だった。

唯一の記憶、医者になればきょー君にも会えるかなと思った。

それから、私はアメリカに1人でとどまった。お金は両親に残してくれた遺産で困りはしなかった。


< 22 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop