【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで


「あいつは…絶対まだ璃乃のこと狙ってる」

「いやいやいやいや…勉強教えてもらってただけだって」





絶対そうだ、目がそう言ってる。


突如始まる月星の愚痴大会…



もう幸大くんとは何も無いんだけどな…?





「…頭冷やすのに飲み物買ってくる。
何かいるか?」





私と悠子は断る中、宮野さんは遠慮なく





「コーヒーよろしく」





それだけ仲がいいんだよね…


私はまだその域には達していない。





「じゃあ、行ってくる」





扉が閉まって月星の姿が見えなくなると分かるとすぐに悠子が顔を近付けてくる。





「松下くんと委員長ばちばちだね?
璃乃を取り合って2人の男が…!」

「ほ、本当にそんなんじゃないって!
そう思いません、宮野さん!」





宮野さんなら冷静に物事を判断してるから…


ってしまった、さっき悠子と一緒に何か言ってたんだった…!





「俺もそう思うけど。
あんな嫉妬に狂った月星、初めて見るよ」





ちょっと笑いながら言うのやめてくださいよ…





「この前のデートだって凄い気合い入ってたからね」

「え、そうなんですか?」

「うん、下見にも行ったくらいだから」





下見?!


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