【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで
「お、お化け屋敷があるなんて聞いてないんだけど!」
「来てからのお楽しみだったしな」
嬉しそうに、にやっと笑う月星。
「お化けって言ってもお化け役の人間だし大丈夫よ、きっと」
「そ、それはそうだけど…
でも違うじゃん。あの雰囲気とか無理だよ、耐えられない」
悠子が何だか少しだけ乗り気になっている…この裏切り者ーー!
「行こうぜ」
「待って待って、本当に行くの?!」
意気揚々と進んでいく3人に遅れを取りながら何とかついていく。
物凄く行きたくない。
何でよりにもよってお化け屋敷に入らなくちゃいけないのー?!