【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで


とうとう3日間あったテストも明日が最終日となった。

この3日間はお昼まで、午前中のみ。





「あ、あの…
松下くんと何かあったんですか?」





おずおずと聞いてくる幸大くん。

それもそうだろう。




…なにせ月星と全くと言っていいほど顔を合わせていないのだから。


テストが始まる前、突然月星からお昼ご飯も一緒に食べれないと言われ、頻繁に来ていた私の教室にもなかなか姿を現さず……


避けられてる…?


何だか急に壁を感じてしまって詳細なことを聞くことも出来ず、月星の教室を訪れることも出来ず…



非常にもやもやしたままテストを迎えている。





「…な、何だろうね?
もしかして避けられちゃってるー?とか思ったりなんかして…」





自分で言ってて泣けてくる。


冗談にしたいのに。

全然明るく言えないじゃん。こんなんじゃ月星のこと疑ってるみたい…

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