【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで
うぶ恋:【エピソード5】
お互いのいるべき場所
「…の、璃乃!
今日1限からだろ?!」
「ふぇ?
いっ今何時!?」
やばい、結構ギリギリな時間。
「ほら、朝飯包んどいてやったから、どっかで食えたら食って」
「うん、ありがと!」
とりあえずご飯以外の支度を済ませてドアを開ける。
眩しい光が私を包み込む。
「いってらっしゃい」
「いってきます!」
私は高校を卒業して、大学生になった。
そして……月星と同棲を始めた。
もう4年近くになる。
頭の良かった月星とは別々の大学になってしまったけど…家に帰れば月星に会えるし大して不満も無い。
家事は私も手伝いながら大体は月星に任せっきり。
出来るやつがやるべきだろ?って。
…何も言い返せないままお世話になっています…
たまに休みが合えば家の中で過ごすかどこかに出かける。