【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで
「うん、美味しい…」
「本当?!良かったぁ〜」
とりあえず作戦は…成功、かな?
その後はただただまったりと…
「璃乃〜?」
「ん?」
度々名前を呼ばれては抱き締められたりキスされたり…
甘い。とりあえず甘くてむずむずする。
顔がにやけてしまう。
「何にやけてんだよ。
もっとして欲しいのか?」
「ふふ、何か幸せだなぁって。
んっ…」
「俺も幸せだよ」
頬に手を添えられて角度を変え、何度も何度も唇を合わせる。
「俺、璃乃に言いたいことがあるんだ」
「なあに?」
すると月星は自室に歩いていく。
数分して戻ってきた彼の手には何かが握られていた。
「これって…」
「最初に言ってから4年くらい待たせたけど…
俺と、結婚してください」
「…!!
はいっ!」
これ以上ない幸せで胸がいっぱいになった。
涙が溢れた。