【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで





「ごめんくださーい」

「はーい!」

「リナが開ける!」

「ゆっくり、当たらないようにゆっくり開けるんだよ?」

「いらっしゃーい!」

「こんにちは、リナちゃん」





姿を見せてくれたのは幸大くんと結乃さん。


もうしっかりと歩けるようになったユウタくんを連れたお父さんとお母さん。





「お邪魔しますね」

「うん!どうぞどうぞ!」





そう言って私は2人を招き入れる。





「暑いのにわざわざごめんね〜」

「いえいえ!リナちゃんの誕生日だもんね!
はい。プレゼントだよ」

「わあ、ありがとう!
リナ、ユウタくんと遊びたい!」





7歳の誕生日を祝うためのパーティー。


2人が結婚してからも交流が深かった私達はユウタくんが産まれたと聞いて、さらに会うようになった。



リナにとってユウタくんは弟のような存在で、またユウタくんにとってもリナはお姉さんのような存在なんだと思う。


リナはユウタくんを連れて、結乃さんはそんな2人の後ろをついて行ってくれた。



私はリビングテーブルに幸大くんを呼んで向かい合わせに座りながら、楽しそうにはしゃぎながら遊んでいる2人と穏やかに見守っている結乃さんを見ていた。

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