【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで
--Runa:Side--
「王様だーれだっ!」
「あ、俺だ!
それじゃあお題はー…」
定番の王様ゲーム。
王様になってもならなくても楽しめる。
ここ最近は合コン三昧だ。
「じゃあー3番と5番ハグで!」
「あ、俺3ばーん」
そんな中俺の手にあるのは5番。
「おいおい、こんなん誰得よ笑」
仕方なく男とのハグ。
何が悲しくて男と抱き合わなきゃなんねーんだよ笑
「ねぇねぇ、月星くんのLINEY教えてほしいなぁー?」
「いいぜー?」
髪の毛をくるくる指に巻き付けながらの猫なで声。
「なぁんか…今日は帰りたくないなぁ」
「俺ん家くる?」
「ふふ、行くー」
俺の腕に抱きつきながら歩くこの子を部屋に連れてくと急に肩を押されて体の上に乗っかられる。
「月星くん格好良いからドキドキしちゃう…
ふふ、んっ…」
唇を重ねられて、今度は俺が彼女を上から見下ろす。
「すげぇ積極的だね」
「嫌いじゃないでしょ?」
そうして部屋には嬌声が響いた。