好きその2文字が遠すぎて


彼と私は高校2年生から同じクラスになった

鈴木くんとも


鈴木くんがいなかったら彼と付き合うことはなかった、そう断言できる


それぐらい私たちのことをたぶん真剣に応援してくれた


私は鈴木くんのことは人として好き

彼とは関係なく友人でいたい


だから電話にも出た

『俺は小倉さんを裏切ったような奴の弁護なんかするわけない。

本当なら誤解されるような行動をしたアイツが悪いわけだけど…俺も悪かったんだ…』


「無理だよ…鈴木くんはどうして椎名(しいな)くんの話信じるの?
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