走馬灯
俺がどこへも行かずに、

ずっと家にいれば

ひなはとても機嫌が良い。


俺はどこへも出かけず、

毎日を家で過ごした。


しかし長続きするわけがない。

俺だって生きているんだ。


またあの時の感覚が蘇ってきた・・・。

自分が逃げ出したくなった時にとってしまう

あの行動・・・。


ダメだ!!

何年かかって立ち直ったと思っているんだ。


今、飲んだら元も子もないじゃないか!!


何度も自問自答した・・・。

だがもうすぐひなが帰って来る時間だ。

< 116 / 203 >

この作品をシェア

pagetop